造船の円安効果 ?
2014年、日本の造船業は危機に陥るという予想があったけど
円高が是正されたためか受注量が激増しました。

9月の韓国造船受注量 日本に抜かれ3位へ転落
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141010-00000018-yonh-kr

こんなニュース、日本の新聞やテレビで報道したかしら。
私は見ませんでしたね。
円安で物価が上がって実質賃金が追いつかないという話ばかり。

でも今は円安とまではいえない。
1ドル110円を越えなきゃ円安じゃありません。
それでも造船が復活したのはやはり品質が良かったからでしょう。

円高で韓国や中国にシェアを取られたときも日本の造船は
堅実に技術を磨く努力をしてきたんだと思います。
逆に中国や韓国で作った船は品質が悪くリピートがない。
日本の円が少し安くなれば日本に戻ってきますよね。
予想より遅くても同じ事は他の製造業にも起こると思います。

日本のメディアは円安のデメリットばかり強調するけど
農業にしても観光にしても円が下がった効果は大きい筈。

原油の価格は下がりガソリン代はそんなに高くありません。
エアコンが売れないのも野菜が高いのも天候のせいだし
週末ごとに台風やら大雨では消費も振るわないでしょ。

一方企業の利益は最高だけど企業だけ儲けても仕方が無い。
その利益をいかに下請けや働く人に分配するかですね。
庶民にお金が回らないと景気は良くなりません。
経済成長は富を上手く再配分しないとダメですよね。

posted by はなまる at 20:41 | アベノミクス