実質賃金が下がった ! 大変だ― !
厚生労働省が20日発表した7月の毎月勤労統計調査によると、
実質賃金にあたる1人あたりの現金給与総額は前年同月比1.7%減と、
速報値(0.9%減)から大幅に下振れしたそうです。

このためアベノミクスは失敗だー !って騒ぐ人も多いです。

実質賃金が下がったというと給料が下がった
みたいに思うけど同時に失業率も下がっているんですね。

正規社員が高い給与を得ているけど、多くの人が就職できず
失業率が高いのと賃金は上がらないけど失業率は低いのと
どっちがいい ? 私は後者がいい。

もちろん賃金は上がるべきだと思いますが。
高給取の団塊の世代がごっそり退職し、新規就業者が増えた。
当然、新入社員は給与が低い。
でも高給取が居なくなった分、企業はもっと中堅や
新人の給与を上げるべきですよね。
賃金を惜しんではいつまでたっても内需は良くならない。

パートやアルバイトは最低賃金が上がっているから
以前より収入は増えてますよ。
でも主婦のパートは130万の壁があるからね。
子供がいれば無理しないで130万以内でいいわ
って人も多いでしょう。

野党は最低賃金を1500円に上げろなんて云うけど
何の対策もなく経済成長以上に最低賃金を上げると
当然失業率は増えます。

韓国は最低賃金を一気に10%以上も引き上げたため
多くの中小企業や商店が人減らししたり倒産したり
大企業も海外に工場を移したりで失業率はアップ。
なんか円高の時の日本みたい。
韓国政府は税金で低賃金の職をばら撒いて見かけだけ
失業率を減らしていますが経済は悪化しています。

日本の野党が云うのは韓国政府がしているのと同じ。
ことさら実質賃金が下がったーと騒ぐ人は野党支持の市民でしょ。
日本の労働者に支払われる給与の総額は働く人が増えた分
上がってます。なにも韓国と同じ失敗をする事はないわ。

ただ10月からの消費増税は景気を冷やすのは確かでしょう。
政府はよほど景気拡大策をやらないとダメですよ。
ウチも小さな商店だからどうなるか心配。

一番いいのは増税分より賃金が上がる事。
余裕のある企業は3%ほど給与を上げてください。
お金は天下の回り物。
貯めこむばかりだと腐っちゃうからね。


posted by はなまる at 23:57 | アベノミクス